着物を置物にしない広島の呉服店 お着楽舎

広島で毎日着物でお仕事してる佐久間がお伝えします。

着物が身を守った‼️実際の話❗

着物ブティックお着楽舎 佐久間です。

 

お着楽舎は

広島市西区三篠町1-7-28 

JR横川駅より歩いて3分🎵

電話 082-209-6880 

佐久間が毎日着物でお客様をお迎えしてます

 

本日の西区三篠町界隈

素晴らしいお天気になってます。

最寄りのJR横川駅はたぶんサンフレッチェを応援に行く方かなぁ?

意気揚々とバスに乗られてました。

皆様の在所でも楽しい事てんこ盛りでしょ❗

思いっきり楽しんでくださいね🎵

  

今日のテーマ‥‥

えっ❗

そんな事あるのぉー?と思われましたか?

 

実は私も皆さん同様に『そんな事あるのぉ』と思わずに声に出した1人なんです。

 

私も毎日着物で生活しておりますから

大概の事はこなしますし‥‥

腰の弱い私は帯がある事で身体が楽です。

来られるお客様にもこの程度はお話をして

お着物をすすめています。

  

ですが今日の実話は

更に❗更に❗いかに着物を纏っていて

良かったか❗というお話です。

 

お着楽舎の開店当初から、ご贔屓下さっているA先生の体験談をお許しを頂きましたので、皆様にお伝えしようと思います。

 

A先生は大学で教鞭をとっておられますが

そのユニフォームは【着物】です。

 

お着楽舎に初めて来てくださってた頃は

着物は好きだしお召しにもなってましたが

学校には格好良いスーツで立たれていました

  

A先生が、お着楽舎を訪ねて下さる度に

先生の教えていらっしゃる学問には着物のほうが生徒さんにも絶対に伝わります❗と、

しきりに着物生活を勧めた事が昨日の事のようですが

今のA先生のイメージは【着物姿🎵】の学内でも認識されるようになられています。

 

そんな毎日着物姿で教鞭を取られる先生が

交通事故に合われたのが昨年7月。

先生からは昨年末に事故に合い徐々に回復しつつあるとの連絡を頂き初めて事故の事をしりました。

 

お見舞いのハガキは出したものの

事が事だけに詳しい事を聞けずにいましたら

先日のゴールデンウィーク始めに先生が訪ねて来てくださいました。

 

先生❗案外に元気そう❗大した事故じゃ無かったんだ❗が感想。

 

しかし

お話をお聞きするにつれ青ざめてしまいました。

 

正に瀕死の重症❗重体❗だったのです。

 

昨年の豪雨災害の対応などの激務を終えて

帰宅中、

信号無視の大型トラックがノーブレーキで先生に突っ込んで着たのです。

ノーブレーキですから

先生は何十メートルも引きずられ‥‥

気丈な先生だからでしょうが意識を保ちなぎら顔と頭を庇いながら引きずられそうです。

 

ご両親は病院で診察された先生からは覚悟をするように!と伝えられていたそです。

  

先生の姿を見られた、

お父様が失語症になられた事からも

どれだけ酷い状態だったかがわかります。

 

私に話してくださった状態だけでも‥‥

肋骨は十数本複雑骨折! 

右耳はアスファルトに引きずられて千切れ!

背中は骨が見え皮膚移植をすすめられて‥‥

勿論頭や顔を庇った掌はズタズタ!

 

そんな状態だった先生が

私の目の前に真っ直ぐ立ち歩いてる❗

まさに奇跡です❗

  

事故当日も

先生は着物をお召しになってました。

これが幸いした❗のです。

 

まず第1に‥‥

背中の骨がのぞく位の怪我で脊椎損傷がない

これは帯が在ったからではないだろうか。

 

そして

十数本のあばら骨が複雑骨折すれば

肉を破り突き出て来ても不思議はないが

帯が在ったから留まってくれたのでは。

  

今のA先生があるのは

先生の学校に復職する❗と言う強い気持ちの力❗だと言える。

 

その復職❗=着物を着る❗だったと

お聞きしてウルッときた。

  

そして

やっと着物を纏い学校に復職された時に

先生や生徒さんが駆け寄り‥‥

【やっぱりA先生は着物姿じゃないと🎵】と

満面の笑顔で言われたそうだ。

  

着物が身を守った❗

色々な条件もあっただろうけれど

事故にあった時も‥‥

事故を乗り越える時も‥‥

先生を支えた1つの要因に【着物】があることは紛れもない事実。

着物が支えになる

それを聞けたことが幸せです。


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